【体験談】根っからの文系女子が9年間システムエンジニアとして働いていたこと

大学卒業後、9年間ほどシステムエンジニアとして働いていました。
わたしは根っからの文系人間で、
大学受験も最終的に数学が受験科目にない大学を選択したほどです。
9年働いて仕事も楽しかったのですが、
海外で生活してみたいという夢を叶えるために退職しました。
企業環境やその時参加しているプロジェクトにもよると思いますが、
世間でいわれるようにたしかに残業があり、定時に帰れる日は少なかったです。
忙しいときは終電で帰る日も1年で何回かありました。
負荷が高いときは上司に相談して、
しばらくは定時に帰らせてもらうという時期もありました。
もちろんつらい思い出ばかりでなく、楽しい思い出もあります。
文系出身&女性ということで周りが優しくしてくれました。
入社後に一定期間の研修があったので、
最初はわかりにくくても徐々に必要な知識をつけていけました。
Contents
文系人間が入社してみて思ったこと(※あくまで個人的な見解です)
入社してから気づいたことは、
男女比は偏っているということでした。
圧倒的に男性が多く10人チームに女性は1人か2人という割合でした。
また、理系の学部出身や高校までは理系だったという同期が大半でした。
文系で女性という人間は当時の同期入社のうち約4%という少数派でした。
レアケースだったので、逆に周りの同期や先輩がよく教えてくれました。
志望動機
受験でも数学を避けたくらいなのに、
なぜシステムエンジニア職を選んだのかは、
プログラミングを学べるというメリットがあったからです。
自分の中で、一度海外へ行ってみたいという明白な気持ちがあったので、
どこへ行っても通用するスキルを身につけたかったです。
また、ものづくりが好きだったので、
プログラミング言語で仕組みを構築することに興味がありました。
もし同じようにプログラミングを学んでみたいと思う方がいれば、
プログラミング未経験でも、研修・教育をしてくれる企業もあるので、
面接やES提出前に調べてみるとよいと思います。
PCについて詳しい扱い方を学べたので貴重な経験です。
大学の専攻
学科は、文理共通のリベラルアーツ的な内容でした。
自分自身は文系受験で、興味も人文系に傾いていたので、
大学で理数系の科目を取ろうとすることもなかったです。
ただ、他学科である情報(プログラミング)の授業も自由に取れる学部だったので、
研究室では先輩や同級生が隣でコードを書いているという環境でした。
黒背景のスクリーンに、ずらずらとプログラミング言語が記述されていました。
思い返せば、これもきっかけとなってIT業界に興味がわいた気がします。
なので個人的には、出身学部は問題にならないと考えますが、
知らないことは情報学部出身の人よりは確実に多いです。
同期や先輩の出身学部を見ても情報系は確かに多かったです。
文系学部では、経済学部や文学部の方もいました。
会社側にある程度の教育体制があれば、あとはその人次第だと思います。
必要な資格
あるに越したことはないと思いますが、
自分は学生時代は特になにも取得しませんでした。
入社後は、簿記・IT系資格が推奨され、
会社が受験費用を提供してくれる制度もありました。
必要になる資格は、会社によって異なるかもしれません。
自分の興味がある会社が売っている商品を見て、
どんな知識が必要なのか知るとよいです。
おのずと必要な資格や知識もわかってくると思います。
たとえば経理部が利用する会計システムが商品であれば、
経理部がどんな仕事をしているかの業務知識が必要になります。
実際に働いている人と話せるとかなり力になります。
書籍やネット、OB訪問などを活用してどのような力が求められているのか、
情報を集められるといいですね。
もし資格を持っていなかったとしても、
その仕事に必要な知識を積極的に勉強しているとアピールするとよいかもしれません。
女性のシステムエンジニア職としてプラスとマイナス
これは特に自分自身の感想なので、
同じ女性でも状況は違ってくると思います。
または、企業それぞれでも異なってきます。
男性8割ほどの環境で、自分が女性で困ったことといえば、
単純に夜遅くまでの残業がつづくときと、
個人的には生理に関する体調不良でした。
逆にいいこともあります。
女性が少ない環境なので、貴重な人材として重宝してくれます。
遅い時間だと気遣ってくださる方も多かったです。
困った時は助けてくれますし、体力がある男性陣は本当に頼もしいです。
女性の顧客で女性担当者を希望される方にもお役に立つことができます。
そうやって少ないからとって孤立してしまうことはなく、
長所を活用しながら気持ちよく働くことができていました。
しかし、自分自身のやりすぎる性格もあり、
夜遅くまでパソコンの光を浴びて寝つきは悪かったです。
そこから自律神経の不調へつながり、
免疫が弱っていったのか病気になりやすく、
生理前の不調も年々つらくなってきていました。
ちょうどやりたいことができるリミットもせまってきたので9年で退職しました。
自分の体の反応について、身をもって経験して学べた9年間でしたね。
女性が少ない環境といえども、
ひとりの人間として、楽しくやりがいを持って仕事ができた貴重な経験です。
ちなみに女性の産休・育休制度もだんだんと整ってきていました。
私が入社したころ(2014年ごろ)の環境は出産後に復帰する前例がほとんど無く、
妊娠してしばらくしたら退職という世界でした。
制度や部署ができてからは、
産休明けで戻ってくる女性が格段に増えました。
システムエンジニア職として働き続ける女性が増えています。
男性に「察する」は期待しない。言葉にして伝えることの大切さ

入社して3年ほど経ったころ、
仲の良い女性の同僚とランチしていたときの話です。
研修も終わり、現場へ働き出してもう2年半ほど経っていたころ、
当時関わっていたプロジェクトの話をしていると、
少しうつむきながら彼女はこういいました。
「察しては、くれないよね…」
よくよく聞くと、
その時彼女は3人でチームを組んでいて、彼女が紅一点だったようです。
他の男性メンバー2人がなかなか彼女の意向に気づいてくれないということでした。
たしかにわたしも男性にはそんな傾向はあるのかなと感じていました。
言葉に発するまでは、
ちょっとでも気づくことはなさそうだなという感じでした。(良くも悪くも)
みんな知らんぷりしているわけではなく、
なにかの壁で分けられているように、
本当に通じないものなんだとフラットな気持ちで感じていました。
ただ男性が全員そうというわけではなく、
自分自身の体感では、
およそ8割の男性は「言わなくても察する」ことはないんじゃないかと感じました。
それに女性もまた同じことがいえます。
「女性は気づく・気遣いができる」とは世間では言われていますが、
みんながみんな「気づく・察することができる」というわけではないんじゃないかと・・
男女で傾向的な特徴はあるけど、
人それぞれという感じではないでしょうか。
個人的には、その性質も慣れれば楽でした。
自分の仕事を増やさなくてすみますし、
頼まれていないことを自己判断でやっても、
それは相手の求めてないことだったという可能性もあります。
これはやったほうがいい!と自分の中で思っても、
言葉にして相手と共有してから進めたほうが安心です。
お互いの頭の中を分かち合えていると仕事が進めやすいです。
また、自分が密かに落ち込んでいてそっとしておいてほしいときは
周りの男性はあまり気づかないので楽でした。
心配されると余計に落ち込むというか…
自分の性格には合っていたんだと思います。
なので、相手に頼みたいことや自分の要望や気持ちは、
言葉にして伝達することが大切なのだなと学びました。
自分の頭の中を開放しておけば、
周りも協力しやすいと思います。
言葉にして初めてその人の気持ちを知ることができます。
なにも言わずとも気づいてくれたり、
先回りすることが必要な場面は確実にあります。
ただ、誰もが察しのいい人間ばかりではないです。
自分が働きやすい環境を作るためにも、
状況を見ながら、言葉にして伝えていきたいものです。
まとめ(SE職に必要な基本知識)
最後にお伝えしたいのは、
システムエンジニア職に必要な基本知識についてです。
それは大きく二つに分けて、IT知識と業務知識だと思います。
IT知識というのは、
プログラミングやネットワーク、PCの知識(ハード・ソフト)などです。
(かなりざっくりですが、他にも細かな知識があります)
会社の研修と、現場での体験で少しずつ身につきます。
業務知識というのは、
お客さまがどのような業務を行っているのかについてです。
例えば、自分の顧客が経理部だった場合、
経理業務とは具体的に何を行うのか?1年を通して何をしているの?
をしっかり把握する必要があります。
入社して最初のころは勉強して知識を吸収しながら、
同時に経験を積んでいくので忙しいんじゃないでしょうか。
システムは突然止まったりエラーになったりと緊急対応もあります。
きつくないといえば嘘になる労働環境ですが、
やりがいや達成感は大きいです。
チームプレーで取り組んで、
解決までもっていったことをいまでも思い出します。
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