過敏性腸症候群とまではいきませんでしたが。
28歳のころ。今になって振り返ると、過敏性腸症候群に近い症状におちいっていました。
腸内環境が荒れていたせいで、すぐ体調をくずす体になっていました。
毎年梅雨の時期には2年連続で胃腸炎になりますし、秋に窓を開けてうたた寝をしていたら喉に膿が詰まり声が出なくなりました。
彼氏には口が臭いといわれるし、花粉症の時期にはアレルギー反応が過敏になったのかウイルス性喘息といわれ、数ヶ月ほど空咳が続いていました。
重いものを食べると腸がズキズキと痛みますし、通勤電車では急にお腹がいたくなるし…
しかし、腸内環境が改善してからは、体の状態がすべてが良くなりました。
魔法のように、みるみるあごニキビが消え、毎日快調で、胃腸炎やウイルス性喘息ともおさらばでした。
腸には免疫機能の7割が集まっているらしい
それまであまりストレス過多の環境にいたことはなかったので、
腸の役割など気にもしていませんでしたが、腸を気にしてケアしてあげるだけで、
こんなにも色々と改善されるのかと驚きました。
調べれば腸には免疫機能の7割が集まっているそうです。
(参考:https://www.biofermin.co.jp/nyusankin/chonaiflora/relation/ )
免疫機能とは、私たちの体をウイルスや細菌、
つまり有害とみなされるものから守っていくれる機能です。
「はたらく細胞」というアニメがとってもわかりやすいです。
もし腸が悪くて免疫が持つバリア機能がうまく働いていなかったとすれば、
そりゃいろんな病気にもなるかな…と、過去をかえりみて、自分の無知さにため息しました。
トラブルを経験して初めて深く知るということはありますよね。
知識とは自分を救ってくれると実感しました。
腸内環境をよくする
最初のタイトルにあるように、過敏性腸症候群などのはっきりとした病名を診断してもらうことはなかったのです。
しかし、明らかに体調が悪いし腸も痛いし、仕事やパートナーともうまくいかない日々が続きました。
体調が悪いと、心にも悪い影響がありますよね。
迷いもあるし、イライラやうつうつと、常に頭にもやがかかったかんじでした。
人に優しくありたいと思っているのに、自分のことで精一杯で、
この薄暗いトンネルの中を、いつ抜け出すことができるのだろうと、
慢性的な疲労感とともに、思いつく限りのケアをしながら、日々をただ過ごすばかりでした。
腸内環境がよくなったきっかけは、パートナーとの別れでした。
夜明けが近いほど夜の闇は深いとはよくいったものです。
あるとき、親しい友人と新宿の紀伊国屋書店をぶらぶらしていました。
その時ぱっと目に入った本で、私の腸内環境は改善されていきました。
その本は、全く同じ症状ではないですが、
腸の病気で悩んでいる方の体験談をまとめたエッセイでした。
アーユルヴェーダや、健康法をまとめている本だったのですが、
本のデザインと読みやすい内容が気に入り、1日ですべて読み切ってしまいました。
そこには、アーユルヴェーダで推奨されている白湯の作り方や効果だったりとか、
腸をいたわる内容がいくつか書かれていました。
わたしは早速そのあたりを実践してみて、白湯を飲み始めて1ヶ月も経たないうちに
自然に3キロほど体重が減るという不思議体験をしました。
いま思えば、あれば腸のむくみ分だったのではと思うほど、それからというもの便の状態も良くなり、
体調も全体的に良くなりました。
体調が上向きになったことで、頭もクリアに冴えたようになり、自分のやりたいことやアイデアに自信が持てるようになったのを覚えています。
体と心はつながっていることを実感した貴重な体験でした。
腸をととのえることで自分の想像していなかった未来がきた
腸がこんなにも幸せをくれる存在だったかとびっくりしました。
そしてそれを知り、体験できたことは私の人生の貴重な財産です。
これからも腸内環境のケアは続けていきたいと思います。
不調に苦しんでいた日々を思うと、あの時の殺伐とした自分には戻りたくないと思います。
物事がうまくいかないの連続でしたから。完全に悪循環におちいっていました。
あきらめずに打破しようとしていた自分にも感謝したいと思います。
慢性的な疲労で、薬を飲んでも良くならないし、どうすればわからないのに、
不運な出来事はあちらからやってくるという状況で、
人生がいやになってしまいそうでしたが、沈み込みすぎず、前を向こうとした過去の自分を褒めたいと思います。
薬以外でも効果的な方法があるんだというのも、この体験から気づいたことです。
東洋医学という存在も意識したことはなかったのですが、
病気になっていない状態=健康である ということではないと思い知らされました。
健康レベルにも段階があるのです。
病気から身も守る自分の体のバリア機能を養うこと、養生することの大切さに気づきました。
腸を悪くした経験はいろいろなことを私に教えてくれました。
まずはそもそも腸の役割、腸と脳の関係、免疫機能とはなんぞやなどなど。
幸せホルモンや、東洋医学の存在、アーユルヴェーダと、
体調不良の体験が、今後の人生のために役立ってくれるであろう知恵をもたらしてくれました。
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