自分が何がしたいかわからない時、一人旅をおすすめする理由

ここ5年で台湾、パリ、カナダ各地と、
一人旅をしてきました。

一人旅をして、
一度頭を空っぽにできた気がします。

なんとかなる精神が育ち、心の余裕も持てるようになり、

いつでも一人でどこかへ行けるという自由と、
経験値を手に入れられた気がします。

誰かと行く旅行も、もちろん楽しいのですし、
人に合わせることは苦になりませんが、

仕事で忙殺されてたりすると、
サクッとひとりで旅行いくことがあります。

一人旅は、完全な自分のペースで過ごすことができる癒しの時間です。

パリ一人旅

海外一人旅、しかも女一人というと、
周りにあまり賛成されないのですが、

日常に行き詰まりを感じている人には特におすすめです。

一人旅のメリット

凱旋門頂上からの夕暮れ

脳を休ませることができる

パソコンを開こうにも、
旅行中は慣れない場所に行くことになるので、

日々のタスクや雑務から、自然と離れることになります。

毎日繰り返し続いていたループの世界から、
非日常に飛び出して気分転換ができます。

知らない土地では誰もが初心者ですので、
がんばろうにもがんばれません。

しかも自分しかいないので、
好きなだけぼーっとできます。

自分だけの究極わがままプランを作れる

なにせ1人ですので、
誰に気を遣わずに行動することができます。

言ってしまえば、
外に行かずに宿泊先でだらだら過ごしてもいいのです。

人間は自分がコントロールできることが多いほど、
幸せを感じることができるそうです。

すべてが自分の思うままにできる一人旅は、

普段、社会の一員として働いている私たちにとって、
最高の充電時間になるかもしれません。

旅行先の人々に受け入れてもらいやすい(気がする)

パリのカフェにて

台湾にひとりで行った時は、

スーパーの店員さんが「ひとりで旅行してるの?」と話しかけてくれたり、

パリのカフェではウェイターさんが、
「どこから来たの〜?」と、世間話の相手をしてくれたり、

こちらはひとりなので、
相手にとっては圧がなくて警戒されにくいかなと感じます。

開店前から行列になる有名店に行った時は、
1名と伝えると順番を早めて入店させてくれたりしました。

道を聞いた時も、
とても丁寧に時間を取って教えてくれる人が多い気がします。

女ひとりなんで、単純に心配されてる説もありますがね…

とにかく友人と旅行している時よりも、
何倍も人の優しさに触れて、感謝できる体験ができます。

一人旅のデメリット

ホテル代は2人以上の方がお得に泊まれる

宿泊人数が1名と2名では、
2名予約の方がひとり当たりの負担額は軽くなります。

私はバックパッカー御用達のホテルに泊まっていたので格安でしたが、

大人数が一緒の部屋なので、少しストレスが溜まりました。

普通に個室に泊まろうとすると、
やはり2人以上の方が金額的に負担少なく快適に泊まれます。

ナイトライフは楽しみにくいかも

ケベックシティの老舗ホテル

夜のバーやレストラン、
個人的にはこれは誰かと一緒に入りたいなと思いました。

ドリンクにいつの間にか薬物を混ぜられていたって話も聞きます。

老舗有名ホテルのバー、潜入してみたかったです。

事前準備は入念に!調査に時間がかかる

これは特に海外に行く場合です。

旅行先で盗難にあったとか、
怪我をしたとか、カードが使えないとか、

ひとりだとパニックになりやすいので、
出発前にあらゆるトラブルを調べていきましょう。

もし「こうなった時は、こうする」という準備をしていきましょう。

ちなみに私は、飛行機が搭乗20分前に飛ばなくなり、
海外からANAの窓口に電話をかけることがありました。

あと、JCBカードが使えないなんてことも。
(カナダではJCBが使えません)

事前にその国で使えるクレジットカードなど確認しておきましょう。

一人旅から得られるものと得たもの

ルーブル美術館

私は基本的に保守的な人間だったのですが、
一人旅を始めたことで得たものはたくさんあります。

  • 10年勤めた会社の多忙な日々から生まれ変わるようにリフレッシュできた
  • 余分な買い物をしなくなった(旅支度の際、大切な物は何かを吟味する機会がもてました)
  • 世界にはさまざまな価値観があって、今いる場所にこだわらなくていいと思えた
  • 観光地以外の、現地の人の生活風景もじっくり見ることができた
  • 忙しい人生のループから一旦抜け出すことができる
  • 効率を考えた旅行プランを組まなくていい
  • 自分と向き合う時間をじゅうぶんに取れた
  • 自信と経験値(肝が据わった)
  • 退職する勇気がプラスされた
  • 言語学習の意欲が上がった
  • 歩くの好きなのでたくさん歩けた
たくさん歩いた6月のパリ

一人旅をしていた時間は、
自分だけが知っている贅沢で静かな時間です。

まるで瞑想をしていたみたいに、
静かに内側に沈んで思想したり、

異国の新鮮さも感じながら、
今までの生活をリフレッシュすることができます。

まずは自分が行きやすい、
行きたいと思える地域へ、

旅行の準備を始めてみてはどうでしょうか。

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